ちょっと怖い話？

いやまぁ多分怖くないと思います。

別段おばけやキチガイが出たとかじゃないです。



虫の知らせって、本当にあるんだなぁと思った出来事がありました。

今年に入ってから急に母方の祖母の容体が悪くなりました。

お年寄りに良くある大腿骨骨折を起こしてしまって、車いすどころか寝たきりに。パーキンソンまで発症してしまって、そうなるともうあとは早いもんで、あれよあれよと言う間に病態が悪化。

一年前とは別人になり、口も満足に開けられなくなって食べ物も食べられなくなって、体重も30キロ台を切るか否かというラインに。どうしたらそこまで痩せられるんだーーーーーー!!!

そして10月の頭に3日間だけバイトの契約をして、未経験ながらに震えて不安で眠れなかったとある夜、そう、丁度深夜2時を回った頃じゃなかったでしょうか。

バイトこえーの不安の中に、急に胸騒ぎがしたんですよ。


バイト入れちゃったけど、おばあちゃんは大丈夫だろうかって。


連休には帰るって言ったけど、10月の頭もバイトなんか入れず、行った方が良いのではないかと。

それは、今まで感じたことのない、言い様のない大きな不安でした。
バイトへの不安も重なって寝付けなくて、苦しかったのを覚えています。


その日の夕方に母から電話がありました。



うっそやべぇ!!







と覚悟はしたものの、電話の内容はおばあちゃんの容体が一気に悪化したから、連休はお見舞いにいってくれとのことでした。嫌な想像ばっかり膨らんでいたので、心底ほっとしました。

数日後に親父に電話をすると、祖母の容体は回復しつつあるとのことでした。
それで一応は安心して、バイトもなんとかこなして、後は連休を待つだけになりました。





祖母は、バイトが終わった次の日に亡くなりました。





危ないから覚悟はしていてね、と両親から言われてはいたものの、連休はきっと迎えられるだろうと思っていたのに……。

でもお陰様で、密葬には間にあいました。

おばあちゃん、ちっちゃくなってたわぁ……。


父方の祖父の時は本当にあっという間で、虫の知らせなんて一報も来なかった(父も叔父も叔母もetc)のに対し、印象的でした。


でも二人ともすげータイミングで亡くなってるんですよ。


祖父の時はなんと再再試終了当日。
一日でもそれが早かったら即駆けつけることなんて出来なかった。

祖母の時はバイト終了翌日。
このバイトも途中で抜けると　た　い　へ　ん　迷惑をかけてしまうため、やはり終わるその日まで帰ることが出来なかった。


祖母の時はバイトと被るかもという不安でちょっとノイローゼ気味でしたけど、死神さんがいるとしたら、ちゃんと分かって連れてってくれてるんでしょうなぁ。じーちゃんもばーちゃんも、おいらが顔見に来れるように、逝ったんでしょうなぁ……。


不肖な孫でごめんね、可愛がってくれて有難う。